必ず来る最後の瞬間としっかり向き合おうという人が増えようとしていますが、関心が高いのはやはりお金に関すること。自分の死後、親族たちが遺産相続でもめるなんてことはやめて欲しいと思ってもあとの祭り・・・。
生きている間に財産に関してしっかり決めて話し合っておかないと、たかだか紙切れのために親族がバラバラになってしまったりするんです。
千人に聞いた「終活」の実情
相続サポートサイト「相続弁護士ナビ」が、「終活に関するアンケート」の結果を公開しています。2020年9月に行なわれたインターネット調査には、15歳以上の男女千人が回答しています。
終活をしている人は5%
「終活」の実施状況を聞いています。「実際に終活をしている」という回答は「5.2%」しかいません。
ただし「終活をしてはいないが興味はある」という回答が「46.2%」あり、終活に関心がある人は半分を超えます。
一番関心が高いのは「お金や貴重品の管理」
「終活に興味がある」と答えた人に、「取り組みたい内容」を聞いています。一番多いのは「預貯金/保険/貴重品などの管理」で、半分以上の人が挙げています。
とりあえず、自分の身の回りの物や、お金関係を整理しておきたいという人が多いのです。そして、「エンディングノート」と「葬儀/お墓」が続きます。
法的な効力を持つ「遺言」までは行かなくても、自分の意思を伝える「エンディングノート」は書いておきたいという人が多いのです。
やる理由は「家族に迷惑をかけなくない」
「終活に興味がある」人に「終活に興味を持ったきっかけ」を聞いています。一番多い回答は、「家族に迷惑をかけたくないから」でした。自分のことで、残される家族に迷惑を掛けなくないという気持ちが、終活をする理由なのです。
そして、「健康なうちに整理したいから」と「いつ何が起こるか分からないから」も半分以上の人が挙げています。
「始めるべき」と思ったら実行を
では、「終活」はいつ始めれば良いのでしょうか。「終活を始めるべきタイミング」を聞いています。
一番多い回答は「興味を持ったとき」でした。具体的な年齢ではなく、終活を始めるべきと思ったときから手を付けるべきなのでしょう。
また、年齢としては「60代」を挙げる人が一番多くなっています。60代は、親の死や、定年を経験する年代でもあり、自分の終活を考えるべき時期と思う人が多いのです。
「終活」は、自分の年齢にとらわれず、興味を持ったときに始めれば良いのですが、そうでなくても「60代」になったら一度は考えてみるべきなのでしょう。
「相続弁護士ナビ」のデータをもとにシニアガイド編集部が作成
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