社会人になってからも学び続けている人たちがいる反面、社会に出てから仕事終わりには遊び歩いている学生時代に嫌々勉強してきた人たちがいます。それぞれ自分が決めて行動し、どのような未来を引き寄せるのかは自分次第で、すべて自己責任です。
転職サービスの「リクルートエージェント」が、「働きながら学ぶこと」についてのアンケート結果を公開しているのですが、どのような結果が出ているのかを見てみようと思います。
社会人の学びについては、「リカレント教育」社会人の学び直しなどの掛け声で、大学や専門学校でコースが設定されていることも増えています。
学ぶための活動をしている人は60%
アンケートでは、学ぶ対象を「直近6カ月程度の職務上必要とされるものではない新たな知識やスキル」と定義しています。つまり、今の仕事にすぐに役立つわけではないが、自分の将来のために必要な勉強をしているかどうかです。
そういった条件のもとで、何かを学びたいと考えている人は、90%を超えています。このことから、ほとんどの人が、何かを学びたいという意欲を持っていることが分かります。
しかし、実際に学ぶために活動している人は、そのうちの60%ほどに留まっています。
「広い知見、視野を得たい」
何かを学びたいと考えている人に、その理由を聞いているのですが、一番多かった答えは、「広い知見・視野を得たい」でした。
そして「自らの市場価値を高めたい」が続きます。この2つは、50%以上の人が回答していて、学びの原動力となっているようです。
「学び」の悩みは「時間がとれない」
学びたいと考える人に悩みについて聞いていますが、一番多いのは「仕事が忙しく時間がとれない」でした。そして「プライベートが忙しく時間がとれない」が続きます。
会社の勤務や家庭生活など、忙しい日常の中で、学ぶ時間を確保することの難しさが分かります。しかし、本当に時間が作れないのでしょうか?多くの場合は忙しいと言っている割にはテレビを見ている時間がたっぷりあったり、毎日遊んでいるような人も見かけます・・・
「面白い」と思ったことが「学び」に繋がる
回答者は、どんなことを学びたいのか見てみましょう。
一般的なものとしては、以下のようなものが挙がっています。
- PCスキル
- 文章力
- PL/BS など会計の基礎知識
- マーケティング
- AIなど次世代型の分析手法
- 管理職を務めるにあたってのマネジメントスキル
- メンタルヘルスに関する知識
ユニークな学びの例も挙がっています。
- アセアン諸国の会計知識
- アートに関する知識
つまり、自分が「面白い」「いつか役に立つ」と思うものであれば、学びの内容は、なんでも良いことが分かります。
まずは自分が興味を持ったことについて、書籍やネットなどを利用して調べてみましょう。新しい「学び」への道が開けるかもしれません。
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