コロナ禍で生活が大きく変わり、「この先どうなるの」といった行き場のない気持ちを伝えてくる子どもたちの訴えを受け止めている18歳以下の悩み相談窓口「チャイルドライン」。
チャイルドラインは、年末年始を除いて全国一律のフリーダイヤル(0120)-99-7777か、チャット(木・金曜と第3土曜)で、午後4~9時に相談を受けています。
39の都道府県で68団体が拠点を運営し、約2千人の相談員がいます。チャイルドラインには、いじめや家族関係、恋愛など、さまざまな悩みが寄せられてくるようです。
それが突然、昨年2月下旬からコロナ一色になったそうです。
「友達と会えない。どうなっちゃうの」「次に登校した時は先生に会えないなんて」「卒業式はどうなるの」ひっきりなしに電話が鳴り、チャットが届いたといいます。
休校が始まると、「学校は好きじゃない。ほっとした」という子どもがいた一方で、「何をすればいいんだろう」「家に居場所がない」という声も・・・。「自分がいるから仕事に行けないとお母さんが困っている」「親に怒られることが増えた。」「帰宅した親と話したいけど話しかけると忙しいと言われる」と悩む声もあったそうです。
チャイルドラインとは
チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です。かかえている思いを誰かに話すことで、少しでも楽になるよう、気持ちを受けとめ、個々の思いを大切にしながら、どうしたらいいかを一緒に考えてくれます。お説教や命令、意見の押し付けはありません。
また、チャイルドラインは、世界中の国々が話し合ってつくった「子どもの権利条約」の理念を大切にしています。子どもたちの人権が守られ、子どもも大人と同じように一人の人間として人格や意見を尊重される、そして誰もが人間らしく生きていける社会をつくりたいと思っています。
話を聞いてくれる人は
話を聴くのは「受け手」と呼ばれるボランティアの大人たちです。全国にたくさんの受け手がいるので、次にかけたときに同じ受け手と話が出来るとは限りませんが、 真剣な思いはみんな一緒です。誰かと話がしたい、誰かに悩みを聞いてほしい、そんなあなたを待っています。
チャイルドラインの約束
名前や連絡先や学校名は、言わなくてかまいません。話の内容や、チャイルドラインに相談したということが、あなたの許可なく、家族や学校の先生、周りの人に知られることはありません。
どんなことを話せばいいのかわからない
「こんな小さなことで相談してしまっていいのかな」なんて思わなくて大丈夫。ちょっとしたことでも、おしゃべりしたいだけでもいいので、気軽にかけてみてください。
うまく言えない、どんなふうに話しはじめたらいいかわからない・・。そんなときも焦らなくてかまいません。あなたのペースで話すのを、私たちは待っています。
電話するとお金がかかるの?
フリーダイヤル(0120-99-7777)は通話料がかかりません。携帯電話や公衆電話からも無料でかけられます。公衆電話でかけるときは、最初にお金を入れて下さい。通話が終わると戻ってきます。
ネットでつながる
- チャットをしている日 カレンダー(黄色の日にチャットをしています)
- チャットができる時間 午後4時から午後9時まで
- チャットができる人 18歳までの子ども
- チャイルドラインの相談員と二人だけで話すことができます。
- 名前などは言わなくてもよいです。
- 相談するのに、お金はいりません。
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