「教育費が足りない」そんな時は奨学金? それとも教育ローン?

子供を持つ親が最も気になるのが教育費だと思います。多くの親が抱える悩みの一つである教育費の不足。親せきや知人などに頼ることもできず、最後の手段は、奨学金と教育ローンしかありません。

ただ、借りれば返済があるのは当然で、生活への影響は必至。きちんと理解したうえで検討する必要がありそうです。おさえておきたい2つの違いも参考にしてみてください。

無理のない返済が可能かどうかを考えて借りる

文系私大の学費約400万円を、全額奨学金で借りた場合、毎月2万円ずつ返済したとしても、元金の返済だけで20年近くかかります。返済しながらの貯蓄は困難ですから、結婚や子育てなど、人生で訪れる様々なシーンでお金が必要なときに苦しむ事に・・・。借金は多くても、合計200万円以内に抑えるのが良いかと思われます。

また、教育ローンは通常、借りた翌月から返済開始となります。奨学金とは違い、一括で振り込まれるので、入学金などには使いやすいのですが、家計とよく相談をした上で利用してください。

奨学金と教育ローンの違いとは?

●返済について

奨学金の返済は、卒業後からとなります。一方、教育ローンは、基本的に借りた翌月から返済開始となります。ただし、日本政策金融公庫(国の教育ローン)では、在学中は利息の返済のみにもできるようです。

●利子について

奨学金は貸与終了月の利率が適用されます。例えば、令和2年度10月は0.233%(固定方式)。国の教育ローンは現在1.68%、その他は金融機関によって違ってきます。

●受け取れるタイミング

教育ローンは、申し込み後に審査が通れば、一括ですぐ振り込まれます。一方、奨学金は支給が決まっても受け取り開始は入学後となります。また、金額も一括ではなく、月5万円ずつなど月額制となります。

●借りる人について

奨学金は、無利子の第一種、有利子の第二種とも学生本人が借りる事になります。一方、教育ローンは親が借りる事になりますが、好きなだけ借りられるわけではなく、学費の請求書などの根拠が必要となります。

いずれにしても、将来の事をしっかりと見据えた計画が必要です。

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