子どもにNISA、どう教える?保護者の7割が「説明できない」と回答!金融教育への期待と課題

  • 2026/2/6
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投資経験者でも約7割が「子どもに制度を説明できない」

投資経験のある保護者に、「こどもNISA」の制度を子どもにわかりやすく説明できると思うか尋ねたところ、なんと67.5%が「うまく説明できないと思う(51.5%)」または「全く説明できないと思う(16.0%)」と回答しました。

一方で、「自信を持って説明できると思う」と答えた人はわずか5.3%にとどまり、十分に説明できると感じている人は全体の約3割です。この結果から、投資経験があるかどうかと、子どもに教える自信があるかどうかは、実は別の問題であることがわかりますね。

投資経験者の約7割が「子どもに制度を説明できない」

利用目的は「教育資金づくり」が最多、金融教育目的も約半数

こどもNISAを利用する目的として最も多かったのは「教育資金づくり(67.5%)」でした。将来の進学や学びのために、こどもNISAを活用したいと考えている保護者が多いことがうかがえます。

しかし、それだけでなく「子どもに投資経験を積ませるため(53.8%)」や「お金の増え方・リスクを学ばせるため(50.9%)」といった金融教育を目的とした回答も半数を超えています。こどもNISAは、単なる資産形成の手段としてだけでなく、子どもがお金や投資について学ぶ金融教育の機会としても期待されているんですね。

「節税・資産形成のため(51.5%)」も5割を超えており、保護者は教育資金づくり、金融教育、そして制度のメリット活用という複数の目的を考慮して、こどもNISAの利用を検討しているようです。

利用目的の最多は「教育資金づくり」、金融教育目的も半数

世帯年収別に分析すると、利用目的に面白い違いが見られました。

年収399万円以下の層では「教育資金づくり」が最も多く、家計の負担を減らすという実利的な目的を考えている保護者が多い傾向にあります。一方、年収600〜799万円の層では、教育資金づくりに加えて、子どもに投資経験を積ませたり、金融理解を深めさせたりといった複数の目的を意識しているようです。

さらに年収1,000万円以上の層では、「教育資金づくり」よりも「金融教育」や「資産形成」を目的とする割合が高く、こどもNISAを将来に向けた「学びの手段」として捉える意識が強いことが明らかになりました。

世帯年収別にみる『こどもNISA』の利用目的

投資経験者でも運用判断は9割強が親主導、子ども主体は少数派

こどもNISAを利用する際の投資判断と子どもの関与について尋ねたところ、最も多かったのは「親が主に判断しつつ、年齢に応じて子どもにも一部関与させたい(61.5%)」でした。次に多かったのは「親子で相談しながら判断していきたい(30.2%)」で、「親がすべて判断し、子どもには基本的には関与させない(6.5%)」と続きます。

これらを合計すると、なんと98.2%が「親主導」での運用を考えていることになります。こどもNISAが「子どもの金融教育の場」として期待されている一方で、投資経験がある保護者でさえ、投資判断を子どもに任せることには慎重な姿勢が見られますね。

「子ども自身の判断に任せたい」と回答した人はわずか1.2%、「始めは親が判断し、徐々に子どもに関与、その後全て任せたい」とした人は0.6%にとどまり、最終的に子どもが主体となって運用することを考えている家庭はごく少数であることが明らかになりました。

運用は“親主導”が9割強

本音は「期待」よりも「不安」、理解不足が最大の壁

こどもNISAに対する率直な不安や期待、疑問を自由記述で尋ねたところ、制度そのものへの期待の声も寄せられましたが、圧倒的に多かったのは「理解不足による不安」でした。

特に多く見られたのは、「元本割れしないか」「どの銘柄を選べばよいのか」「どのくらいの金額・期間で運用すればよいのか」といった投資リスクや運用方法に関する不安です。また、贈与税や課税の扱い、新NISAとの制度の違い、将来的な制度改悪といった制度面への疑問や不安もたくさん寄せられました。

一方で、「子どもにお金について学ばせたい」「将来の選択肢を広げてあげたい」「非課税で資産形成できる機会として期待している」といった前向きな期待の声も多く、こどもNISAが「資産形成」だけでなく「金融教育の入り口」としても期待されていることがうかがえます。

金融教育の入口として期待される一方、運用方法・制度理解への不安が利用の壁

今回の調査から、こどもNISAは保護者にとって「教育資金づくり」という実利的な目的だけでなく、子どもに投資やお金の仕組みを学ばせる金融教育の機会としても強く期待されていることがわかりました。半数以上が教育的な活用を意識している一方で、「説明できる自信がない」「理解が不十分」といった課題も浮き彫りになっています。

制度の普及には、親子で一緒に学べるようなサポートや、わかりやすい情報提供が不可欠だと言えそうです。

調査概要

  • 調査タイトル:『こどもNISA』に関する意識調査(後編)

  • 調査対象:18歳未満の子どもがいる投資経験のある保護者で、ABCash Technologiesおよびグリーンモンスターのユーザー

  • 調査期間:2026年1月8日~2026年1月15日

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査地域:全国

  • 有効回答数:169件

会社概要

株式会社ABCash Technologies

「お金の不安に終止符を打つ。」をミッションに掲げ、2018年に創業。金融教育サービス『ABCash(エービーキャッシュ)』を提供し、2025年9月には累計受講者数が8万人を突破しています。

グリーンモンスター株式会社

「トウシカ」「株たす」「FXなび」など体験型投資学習アプリシリーズを運営。「おかねに対する意識と行動を変える」というミッションのもと、投資学習や金融教育、資産形成を気軽に学べる機会を提供しています。累計1,000万インストールを突破しています。

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