気象庁は6月14日、「関東甲信越地方が梅雨入りしたとみられる」と発表した。平年より1週間遅く、ここ10年で一番遅い梅雨入りになったそう。
梅雨の時期は、当然だが雨が多いため、クルマの運転もいつも以上に気を付ける必要があります。そして一番頭を悩ませるのはエアコンの正しい使い方です。
湿気が多くて蒸し暑く車内が曇った場合どうしたらいいのか? エアコンの温度設定を16度、18度、20度、はたまた25度とどの温度に設定したらいいのか? さらに内気循環、外気導入はどう使えばいいのかと、悩んでいる人は多いのでないでしょうか?
梅雨時の正しいカーエアコンの使い方
梅雨時であっても、晴れの日は結構車内の温度は上がります。そのため冷房の利きを強めたいからと、内気循環モードにしている人も少なくありません。一時的な使い方であれば、これは非常に効果的。
しかし、クルマの空調の基本は、外気導入であることは覚えておきたい。それは近年のクルマが静粛性のために密閉性を高めていることもあり、換気しないと車内のCO2濃度が上がりやすいからです。
車内のCO2濃度が上昇すると、頭痛やめまい、眠気など運転に支障が出る症状が現われることもあります。高級車のオートエアコンはPM2.5センサーをダクト内に内蔵して、汚れた外気を検知すると自動的に内気循環に切り替わり、しばらくすると再び外気導入に戻ってくれるオートモードを備えている。したがってオートモードか外気導入をデフォルトとしておくこと。
コロナ禍であっても乗員が自分1人であれば、密ではないので窓を開けてまで換気する必要はありません。それでも窓を開けて換気したい人は好きにすればいいだけです。
何名か乗車するなら、外気導入の風量を上げてやればいい。そしてリアドアのウインドウを少し開ければ、換気は十分(もちろんマスクは着用すること)。
温度設定は25度が正解?
オートエアコンの温度設定についても、キチンと理解したうえで使いたい。あの温度設定はダクトから拭き出す温度ではなく、室内の目標温度だ。しかも室内の気温だけでなく日照センサーなど、人間が暑い寒いと感じる他の要素も考慮して吹き出す冷風を調整している。
温度設定は最低にして、暑いと思ったら風量を上げ、十分涼しくなったら風量を下げる。これを走行中に行なうだけ。風量を調整することで冷媒を放出する勢いも変わるから、コンプレッサーの駆動は風量に合わせて調整されることになる。
メーカーが推奨する設定温度
メーカーが推奨する最も効率のいいオートエアコンの設定温度は何度なのか? 世界8カ国の開発拠点と78の生産拠点を有する「カルソニックカンセイ」の見解(2017年8月10日広報資料)では、日本車は「25度」、欧州車は「22度」が温度設定の中心のため、この温度を基準にすることをオススメするとのこと。
つまり、これが製造メーカーの推奨する最も効率のいい設定値ということで、これを基準に状況に応じて上下させるとよいだろう。
晴れ間や梅雨明けに行ないたいメンテナンス
梅雨時期の晴れ間や梅雨明けしたら、行ないたいメンテナンスがある。まずタイヤの残り溝のチェック、これは梅雨の晴れ間にやっておきたいもの。一般的には残り溝が5分山以下になると、タイヤの排水性は低下して雨天走行の危険性が高まる。
夏になっても高速道路走行中にゲリラ豪雨に遭えば、ハイドロプレーニング現象(タイヤの溝部分が排水し切れずに、水膜の上にタイヤが浮いてしまう状態。ステアリング操作やブレーキ操作が利かず、車体が流されて非常に危険!)が起こってしまう可能性もある。
最近の高速道路は高機能舗装が増えており、雨が降っても水たまりができることは少なくなってきたが、ゲリラ豪雨のような状態ではさすがに水が溜まることもある。
高機能舗装は定期的に内部に詰まったダストなどを吸い出すようなメンテナンスが行なわれるものの、徐々に排水性は低下していくことも影響しているのだ。したがって雨が強くなったら速度を落として走行するといった、リスクを減らすための運転も大事。
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