学校や職場などの人間関係で悩みを抱えている人は多いと思います。「上司と相性が悪い」「後輩が偉そうな態度で不愉快」「仲の良かった友達が突然無視」・・・。いろんな考えを持つ人達と接する以上、人間関係の悩みは尽きません。
そこで、学校や職場での人間関係がうまくいかない原因や解決方法などご紹介しようと思います。
人間関係がうまくいかない原因
「人間関係がうまくいかない」ということに関しては、いくつかの原因が考えられます。
●相性が悪い
そもそも人間には相性というものがあります。ですから、一緒にいて居心地が良いと感じる人もいれば、そうでない人もいます。全ての人達と相性が良い人なんて存在しないと思われます。
クライメイトや、先輩、同僚、後輩、上司などの中にも相性が悪いという人はいると思います。
特に何か問題があったというわけでもないのに、「何かわからないけど、この人といると居心地が悪い・・・」と感じる人っていませんか?そういった人とは、もしかすると遺伝子レベルで相性が悪いのかもしれません。
相性が悪いと、一緒にいて楽しいとは感じませんし、仕事が楽しいとも感じにくいはずです。こういった場合の対処法は、相性が悪いことを認識し、「仕事上の付き合い」として割り切るのがよさそうです。
●トラブルが原因
これまでの人間関係が良好だったとしても、ある日突然、仕事などでの些細なミスが原因で、一瞬にして人間関係が悪くなることもあります。失敗をすること自体は誰にでもあるので仕方のないことなのですが、つい感情的になってしまい、相手を無視したり猛攻撃したりする人間性が出てしまうことがあります。
例えば、取引先を怒らせてしまい取引をやめたいと連絡が来るようなミスを犯してしまった場合に、上司は激怒。これまで良好だった関係が嘘のように、自分を敵だと言わんばかりに責めてきます。「よくもそんなミスを・・・」、「君には期待していたのに、がっかりだ。」などと言って、距離を取られてしまうように。
●コミュニケーション不足
日々のコミュニケーションはとても大切です。しかし、そのコミュニケーションが十分にとれていないことが原因で人間関係がうまくいかなくなることが多々あります。
例えば、ビジネスにとって基本の報告、連絡、相談がしっかりできていないと「どうしてそんな大切なことを黙っていたんだ!」と職場の仲間を怒らせてしまう可能性もあります。
性格的に自分の意見を相手に伝えたり、表現するのがあまり得意ではない人がいると思いますが、だからと言って「報告しなくていい」というわけにはいきません。どんなに些細なことでも、しっかりと相手に伝えることが重要です。
●自分自身が原因
相手に非があるわけでも、仕事自体に満足していないわけでもないのに、人間関係がうまくいかない場合、その原因は自分自身にあるかも知れません。
例えば、自分の考えに固執しすぎて、周りの人と意見が対立してしまったり、つい感情的になって相手を傷つけるような行動を取ってしまったり、自分の性格的な問題が原因で、人間関係にこじれを生じさせる場合があります。
プライベートで何か問題があった時に、ついイライラしたり、気分が落ち込んでしまったりすると、周囲の人間関係にも悪影響を及ぼします。つい人に当たってしまったり、「きっとこの人たちも自分を馬鹿にしてるんだ」などと悲観的になってしまったり、負の連鎖が始まります。
また、生活習慣が乱れていると、心が乱れやすくなります。心が乱れていると、仕事に集中できないばかりか、人間関係さえもうまくいかないことに繋がったりします。
解決方法をさぐる
人間関係がうまくいかない場合には、必ず原因があります。問題を解決するには原因を特定することがとても大切になります。
上司との衝突が多くなったのは何がきっかけだったのか?
仲良かった同僚に無視されるようになったのはなぜか? 自分なりに考えてみましょう。
●感謝の気持ちを伝える
「ありがとう」と人から言われると嬉しいですよね?!
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はほとんどいないと思います。良好な人間関係を築くためには、日頃から感謝の気持ちをしっかりと伝える習慣が大切になります。
照れくさいなどの理由で、つい言葉にするのを避けてしまいがちですが、素直に「ありがとうございます!」と言える人は、周りから大切にされます。「いつも的確なアドバイスをありがとうございます!」とか「自分のことを気にかけていただき感謝しています」などと積極的に伝えてみましょう。
きっと相手は「この人のことを大切にしよう」と思ってくれると思います。
●相手の話をしっかり聞く
人は誰でも、自分の話を聞いてほしいと思っています。良好な人間関係を築くためには、相手の話をしっかりと聞くことが大切です。ただなんとなく聞くのではなく真剣に聞くことです。
あなたは人の話を毎回真剣に聞いていますか?
スマホをさわりながら話を聞いていませんか?
「ながら」作業は、相手を不快にさせてしまうばかりか、相手の話の内容が頭に入ってきません。
相手の話を聞く時は、体ごと相手に意識を向けましょう。作業を止めて、体ごと相手のほうを向き、目をしっかり見て「あなただけに今集中していますよ」とアピールしましょう。
そして、話の内容に関して「もっと詳しく教えてください」などと関心を持つと、相手との距離は縮まるはずです。
●素直に謝る
仕事でミスを犯したり、相手に迷惑をかけるなど、自分に非がある時は、素直に謝罪すべきです。すぐに言い訳をし、素直に「ごめんなさい」と言える人ってなかなかいないものですが、ちゃんと自分の非を認めることができる人は、周りの人からも認められます。
自分のミスで周りに迷惑をかけた時は、まずは謝り、なぜそのようなミスが起きてしまったのかという「原因」と、どうやってミスを挽回するのかという「解決策」、そして今後同じ過ちを犯さないためにはどうするかという「再発防止策」を合わせて伝えてみてください。「ただ謝れば済まされると思ってる」と相手の気分を害すことなく「そこまでちゃんと考えているのであればチャンスを上げよう」と思ってくれるはずです。
どんな時でも素直な気持ちを伝えることは大切です。もし、相手に傷つけられた場合は、「私はこういうことをされて悲しい気持ちになった」と本人に思いを伝えるのも大切だと思います。距離がぐっと縮まるかもしれません。
シンプルにいつも自然な笑顔で、元気よく挨拶をし、人の話をしっかり聞くような人であれば、人間関係の悩みなどは生まれないのではないでしょうか?
悩み事の多くは、ほんの少し見方を変える事でなくなります。
毎日楽しく過ごすには自分がどうすれば良いのかをシンプルに考えてみてください。
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