昔と違って髪がまとまらない。どんな髪型が似合うのかわからない・・・。そんな悩みを聞くことが多いのですが、40代になると、髪質も似合う髪型も変わってきます。
今回は40代、50代の女性に多い髪の悩みと、その悩み解決にぴったりなお手入れ方法についてご紹介。
髪質が変化する理由
20代・30代の頃は、髪が多過ぎてまとまりにくかった人、直毛でカールスタイルがキープできなかった人なども年々髪質が変化してきます。女性の髪の悩みで一番多いのは「ボリュームがなくなった」というもの。次に「髪がうねってきた」「パサついてまとまりがなくなってきた」という声が多いのではないでしょうか。
なぜ年齢を重ねるとともに髪質の変化が起こるのか
まずは、加齢による頭皮のたるみが考えられます。直毛の人は、頭皮に対して垂直に毛根が向いていますが、くせ毛の人は、頭皮に対して少し斜めに毛根が向いています。
栄養状態の良い髪は、毛根から毛穴まで均等な太さで髪が作られますが、栄養状態が悪かったり、頭皮がたるんでくると、太くなったり細くなったりと不均衡な状態や、細い状態で髪の毛が作られてしまうのです。これが、細い毛やうねりのある毛を作ってしまい、髪質が変わってくる原因となってしまいます。
また、健康な毛穴からは3~4本の毛が生えているのですが、1つの毛穴から出ている髪の毛が1~2本になると、全体的な本数が減り、ボリュームダウンしてきます。
簡単な血流改善法
髪質の変化の原因の多くは加齢ですが、具体的に若い頃と何が違うのでしょうか?・・・それは、血流の悪さです。
髪の毛は毛根で作られる時に状態が決まります。外に生えてきた髪の毛は爪と同じで死滅した細胞になるので、生えてきたあとに改善するのは、とても難しいのです。
しかし、簡単に血流を改善する方法があります。それは、シャンプーのときに頭皮を下から上に動かしていくこと。実は、頭皮は自分の力で動かせないのです。老眼で目を細めたり、パソコンやスマホで目を酷使したりすることが多いと思いますが、このような状態により目が疲れてくると肩が凝り、頭皮に栄養が行き渡りにくくなります。
年々硬くなる頭皮をほぐすようにシャンプーをして、新しく健康な髪の毛が生えてくるようにケアしていきましょう。
髪にダメージを与えないために
ヘアケアももちろん大切ですが、まずは髪にダメージを与えないことも肝心です。しかし、ヘアカラーにパーマ、外気の乾燥に栄養不足・・・女性の髪は常に危険にさらされているのです。そこで、少しでも髪にダメージを与えないために、シャンプーの方法を見直してみましょう。
指の腹で頭皮をマッサージ
シャンプー前に、体温と同じぐらいのぬるめのお湯でしっかりと頭皮や髪を洗います。これにより汚れが落ちやすくなって、シャンプーの泡立ちもよくなります。その後、手に取って広げたシャンプーを頭皮になじませ、泡立てていきます。シャンプーは頭皮を洗うものなので、指の腹で頭皮をマッサージしながら洗います。毛先をゴシゴシするのは避けてください。
シャンプーの後は
コンディショナーやトリートメントを。これらは毛先からやさしくなじませ洗い流します。タオルドライをするときは、ポンポンと押さえるようにやさしく水分をふき取ってください。
最後にドライヤーで髪を乾かします。下を向いて、髪の根元からドライヤーの風を当てて乾かしていくと、翌朝の髪の立ち上がりがよくなり、ボリューム感がアップ。また、最後に冷風を当てるとキューティクルが閉じて、ツヤが出ます。
まとめ
髪の事で悩む人は多いのですが、ちょっとした習慣を見直すことで改善されることも多いので、まずは、正しいお手入れで元気な髪を目指しましょう。
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