朝起きたら抜け毛がどっさり・・・薄毛の悩み

「朝目覚めると、枕には抜け毛がどっさり・・・」「シャンプーをした後の排水溝にたっぷりの髪の毛が・・・」などよく耳にします。今回は「毛根鞘」に焦点をあてて話そうと思います。

毛根鞘(もうこんしょう)とは

毛根鞘は、毛根を取り囲むように存在する組織のことです。毛根は毛包という袋に包まれていて、その中には毛乳頭があります。毛乳頭は毛母細胞に栄養を送ることで間接的に髪を作る役割を担っています。

髪の健康に深く関わっていて、毛根鞘には2つあり、それぞれに異なる役割を果たしています。また、抜け毛とも関係しているとされています。

毛根鞘の種類と役割

毛根鞘には、「内毛根鞘」「外毛根鞘」の2つあります。

内毛根鞘

内毛根鞘は、毛根の内部から見た場合に内側にある組織で、外側から順に、ヘンレー層、ハックスレー層、内毛根鞘小皮から成り立っています。最も内側にある内毛根鞘小皮は、髪の表面をコーティングしているキューティクルに接触しています。

外毛根鞘

外毛根鞘は、内毛根鞘の外側を囲っており、髪を色づけるメラニン色素を生成するメラノサイトが含まれていて髪にとって重要な組織です。

抜け毛と毛根鞘の関係

抜け毛には、毛根鞘がついている場合がよくあります。毛根鞘がついている抜け毛は、薄毛の前兆だと思って不安に感じている方は多いのではないでしょうか?

抜けた毛に毛根鞘がついていても心配ない

自然に抜けた毛の先に、半透明のゼリー状のものがついている場合があると思います。これが毛根鞘です。ふっくらと膨らみのある毛根鞘は髪をしっかり守っている証のため心配は無用です。通常の場合は、ブラッシングや頭をかくなどの行為で抜けただけと思われます。

毛根鞘がついた髪が何度も抜ける場合は、頭皮ケアを見直してみましょう。乱暴なブラッシングや、間違ったシャンプー方法で髪が引っ張られて成長期の髪が抜けている可能性があります。

髪は、成長期を過ぎると退行期に移行していきます。退行期の髪についている毛根鞘は、ふっくらとしていません。特にこのような毛が抜けても心配はありませんが、多く見られた場合は退行期の次の休止期が長くなる可能性があります。

休止期を経て、髪は自然に抜け再び生えてきますので、休止期が長くなれば、新たな髪が生えるまでに時間がかかり、部分的に薄毛になる可能性があります。

毎日のように毛根鞘がついている髪が抜ける場合は、頭皮に何らかのトラブルが起きているのかもしれません。頭皮の炎症や乾燥、その他AGAによって抜け毛が増えている恐れもあります。AGAでは、髪の成長期が短縮して、十分に育っていない髪が抜けてしまいます。早めの適切なケアが必要だと思われます。

毛根鞘に血がつく原因

毛根鞘に血液がついている場合には、毛穴や毛根部分などに傷ができている可能性があり、傷から雑菌が侵入することによって炎症が起こる恐れがあります。心配な方は早めにクリニックを受診しましょう。

毛根鞘と皮脂の違い

毛根鞘と皮脂は似ていますが役割が異なります。皮脂は頭皮を乾燥から守ったり、水分の蒸発を防いだりしていますが、毛根鞘は髪を守っています。毛根鞘と皮脂は見た目も似ていて、毛根鞘はふっくらとした半透明のゼリー状の物質で、皮脂は脂っぽい不規則な形をした塊が特徴的です。

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毛根鞘を食べる抜毛症(トリコロマチア)

抜毛症(トリコロマチア)とは、髪をくり返し抜くことで、明らかに髪が失われている状態になる慢性的な病気のことです。身体の感覚や衝動、思考を制御するために行うものと、無意識に行うものがあります。抜毛症の人は、毛根鞘を食べてしまう食毛症を併発していることがあるのですが、食べる量や頻度などは人によって異なります。

抜毛症の対策方法

抜毛症の予防法はないとされますが治療法ならあります。やめたくてもやめられない抜毛症には、神経伝達物質のセロトニンが関連していると言われていて、セロトニンを調節する薬や抗不安薬などを使用する場合があります。

また、抜毛症の原因は日常に隠れている可能性があります。精神的・身体的な余裕がない生活はストレスを強くし、抜毛症のリスクを高めかねません。そのため、環境を改善したり行動療法を受けたりすることで、症状が現れにくくなる可能性があると思われます。

トラブルは早めに医師に相談

毛根鞘とは毛根を取り囲むように存在する組織で、髪の健康に深く関わっています。毛根鞘がついた髪がたくさん抜けたときには早めに医師に相談しましょう。AGAによって成長しきっていない髪が抜けている可能性があります。

AGAは、放置すると進行するので、いかに早く治療を始めるかがポイントとなります。はじめのうちは「少しおでこが広くなった」と感じる程度だったのが、しばらくすると明確に薄毛だと認識できるようになります。そうなってからでは、治療期間中でも薄毛が気になり人とのコミュニケーションに支障をきたしたり、外を出歩けなくなったりする恐れもあります。

ストレスも髪と頭皮だけでなく体全体に負担をかけるため、精神的なダメージが大きくなる前に治療を始めましょう。

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