引っ越した先での今後のご近所付き合いのきっかけをつかむための重要なイベント。それが挨拶回りです。あなたの第一印象を決める大切な挨拶回りは、粗品選びが意外と重要!
引越し先での挨拶回りの粗品として喜ばれるものと喜ばれないものを紹介していこうと思います。
挨拶回りに粗品を贈る目的
まず最初に、挨拶回りで粗品を贈る目的や、正しい渡し方などについて知っておくようにしましょう。
新居に引越しをしたら、これから住む場所で近隣住民との関係を良好なものにするために、「これからよろしくお願いします」という思いを込めて粗品を贈ります。近頃は引越しの挨拶回りをしない人も増えていますが、挨拶をされないことで悪い印象をもつ人もいますし、何かあった際に協力してもらえるような関係作りができたほうがメリットもありますので、挨拶はしておいたほうが無難と言えると思います。
隣近所の方々との関係を良好にしておくと防犯面や災害時などにも心強いです。心を込めた挨拶回りで、隣近所の方々と良い関係性を築いていきましょう!
挨拶回りの範囲
次に悩ましいのが、挨拶をする範囲です。
マンションなどの集合住宅の場合
マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越した場合の挨拶回りの範囲は、左右両隣の部屋と上下階の部屋への挨拶が一般的です。ただ、最近は迷惑をかけることのない上の階の部屋への挨拶は省略する人も多いようです。
また、大家さんへの挨拶は必要ないのですが、賃貸物件で大家さんが近くに住んでいる場合は、挨拶しておくことをおすすめします。
一軒家の場合
一軒家に引っ越しをした場合は、「向こう三軒両隣」へ挨拶に伺いましょう。この「向こう三軒両隣」とは、自分の家の向かい側にある三軒の家、左右の両隣の家のことを指します。裏側にも住宅がある場合は、裏側の三軒にも挨拶をしておくと良いと思います。
地域によっては自治会長への挨拶をしておいたほうが良い場合もあります。近隣の方々へ挨拶回りをするタイミングで、自治会の活動状況について詳しく教えてもらっておくとよいでしょう。
粗品を渡すタイミング
挨拶回りで粗品を渡すタイミングとしては、引越し前か、引越し当日、遅くとも引越し後1週間以内には済ませたほうがよいでしょう。
訪問する時間は、午前10時から午後6時頃までが無難です。できれば、引越しの荷物の積み下ろし作業が始まる前に済ませておくと良いと思います。理由としては、荷物の積み下ろしで道をふさいでしまったり、騒音が出てしまったりと、引越し作業は近隣の方々に迷惑をかけてしまう心配がありますので、挨拶を先に済ませておくことで引越し作業でのトラブルを防げます。
また、引越し当日は何かと忙しくバタバタしてしまいますので、できる限り引越しの前日までに引越しの予定日を伝えると共に挨拶を済ませておくのがおすすめです。
挨拶の言葉
引越しの挨拶は第一印象が大切ですので、身だしなみを整え、笑顔も忘れずに「隣に引っ越してきました、〇〇です。これからよろしくお願いします。」と、自己紹介と同時に心を込めた言葉であいさつをしましょう。
注意する点としては、昔は粗品を渡すときの決まり文句だった「つまらないものですが・・・」は、響きがあまり良くありませんので、現代では使用を控えた方が無難なようです。
粗品の相場と喜ばれる粗品
引越しの挨拶回りで贈る粗品の相場は、一般的には500円程度となっています。大家さんや町内会長さんには、1000円~2000円程度の粗品を贈るのが一般的のようです。
引越しの挨拶でもらった粗品は、基本的にお返しするものではありませんので、相手が気を遣わない程度の金額で考えましょう。
喜ばれる粗品
- タオル
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- 洗剤の詰め合わせ
- お菓子
喜ばれない可能性の高い粗品
- 手作りのもの
- 香りが強いもの
- ビジネスが絡んだ品
粗品を渡すときに注意するポイント
- 引越しの挨拶で粗品を渡すときは、必ず熨斗(のし)をつけるようにしましょう
- ひとり暮らし向け、ファミリー向けを十分に考慮しましょう
- 直接挨拶ができなかった場合は、簡単な挨拶の言葉を書き記したメモを郵便受けに入れておく
引越しの際、挨拶回りの粗品は相手の家族構成を十分に考慮した上で、必ず使うであろうものを選ぶようにすることがポイントです。忙しい引越し作業の中で粗品を選ぶことは大変かもしれませんが、相手の方に喜ばれる良い粗品選びをしてみてください!
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