仕事のストレスを簡単にチェックする方法

仕事で無理を続けていると次第に疲れとストレスが溜まり始めます。そして、これを放置していると、精神面で大きな影響が出て、出社そのものが嫌になってしまうかもしれません。元気に働き続けるために重要なのは、ストレスのサインを早めに見つけることと、自分なりの解消法を見つけておくことです。

職場でよくあるストレスの原因

仕事をしていてストレスを感じることは誰にでもあるものです。経験を積んで人の上に立つようになっても、高い専門性を身に付けてスペシャリストになっても、それぞれの立場でまた違ったストレスを抱えるようになるのです。世代を問わず、職場のストレスの原因として多いものには、次の5つが挙げられます。

  1. 上司との関係性
  2. 業務量の多さ
  3. 職場の人間関係
  4. 社内やクライアントからの無理な依頼や要望
  5. 理想と現実のギャップ

ストレスの早期発見のために

ストレスを感じていても、「忙しいのに個人的なことで迷惑をかけられない」「環境が変われば良くなるだろう」といった楽観的な態度で放置していると、やがて心や体に影響がでてくるようになります。さらに進むと、うつ病や自律神経失調症など深刻な病気を発症することになりかねません。ストレスを感じたら、できるだけ早く適切な対処をすることが大切です。

ストレスを抱えている人は、心や体に何らかのサインが出ているはずです。

心の症状

  • やたらと緊張する
  • 原因は分からないが、漠然とした不安がある
  • イライラする
  • 感情の起伏が激しくなった
  • わけもなく涙が出る
  • 無気力
  • 何もかもが面倒くさい

体の症状

  • 原因不明の蕁麻疹
  • 頭痛、腹痛、肩こり
  • 便秘、下痢
  • なかなか眠れない、眠っても寝た気がしない、夜中に何度も目が覚める
  • めまい、耳鳴り

常時労働者が50人以上いる事業場には、労働安全衛生法にもとづいて年1回の「ストレスチェック」の実施が義務付けられています。ストレスチェックは、定期的に労働者のストレス状況を調べ、本人に通知して気付きを促すことによって、メンタルが崩れる前に対処することを目的としています。

ストレスチェックの実施方法は職場によって異なりますが、質問票には以下の3つの項目が含まれていなくてはなりません。

  1. ストレスの原因に関する質問項目
  2. ストレスによる心身の自覚症状に関する質問項目
  3. 労働者に対する周囲のサポートに関する質問項目

厚生労働省 ストレスチェックダウンロード ストレスチェック関連情報

5分でできる職場のストレスチェック

厚生労働省が職業性ストレス簡易調査票にもとづいて作成したセルフチェック。4つのステップからなる簡単な質問に応えると、職場におけるストレスレベルを知ることができます。なお、会社として従業員にこのセルフチェックを行わせただけでは、法に基づくストレスチェックをクリアしたことにはなりません。

何らかの自覚症状があるときや、ストレスチェックで高ストレスの診断が出たときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。また、普段から自分なりのストレス解消法を持ち、溜め込まないようにすることも大切です。

イライラしたり、頭に血が上ったりしたときは、ストレスの原因と物理的・精神的に距離をとるのが有効です。可能であれば、席を立ってトイレに行く、外に出るなどして、気分をリフレッシュさせましょう。

また、仕事とはまったく関係のない趣味を持つこともおすすめです。スポーツや旅行、カラオケ、映画鑑賞など、分野は何でも構いません。その時間は仕事のことを忘れられるような、没頭できる趣味を探しましょう。

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